最北航路

香西薰( 香西かおり ) 最北航路歌詞
1.最北航路

作詞:池田充男
作曲:あらい玉英

北の最はて 船追いかけて
カモメ一羽が ついて来る
振りきれ 振りきれ 恋みれん
砕けて 砕けて 沫(あわ)になれ
いまも切なく わたしの胸に
残るあなたを 捨てにゆく

好きな想いが 恨みにかわる
こんな悲しい ことはない
どうして どうして 出る涙
女の 女の 意気地なさ
クイン宗谷の デッキにひとり
鉛いろした 沖を見る

利尻まわりの ちいさな旅路
あれは礼文の 島かげか
振りきれ 振りきれ なにもかも
東京 東京 ふり向くな
せめて今夜は 静かな宿で
夢を みないで 眠りたい


2.放浪歌

作詞:里村龍一
作曲:聖川湧

螢おまえは しあわせか
生きて七日の 一生で
私もおなじよ この世の隅で
翔ぶに翔べない 籠の花
涙かさねる 放浪歌

どうせ嘘ねと 背を向けて
もしかしたらと 振り返える
季節が変われば 花なら咲ける
恋に生きたい もう一度
夢ひとひらの 放浪歌

みんな夢です ひとときの
過ぎてしまった あれやこれ
涙の数より いい想い出が
あれば女は しあわせよ
ひとり人生路の 放浪歌